専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
好発進の高橋文厩舎がコノ馬で勝ち星を積み上げる!
2018/1/12(金)
どうも!美浦の古川です。
2018年の競馬開催がスタートしたが、競馬関係者であれば早く片目を開けたい(1勝したい)ところ。今年、開業7年目を迎える高橋文雅厩舎も、最初に出走したクリッパー(1/6中山5R)が快勝し、幸先良いスタートを切った。先週の3日間競馬は2頭の出走だったが、今週は8頭と多数出走する。その中で狙って面白いのが土曜中山8Rの⑮トロピカルスパート(牝4、美浦・高橋文厩舎)だ。
ダート短距離馬ながら末脚は鋭く、前走はやや長い1400mだったが勝ち馬から0秒4差まで詰め寄りクラスにメドを立てた。この中間はリフレッシュ放牧に出され、フックラとした馬体で帰厩し心身とも成長。稽古も併せ馬で意欲的な追い切りを消化した。陣営は「トモに力をつけているし、全体的に休養前よりも良くなっている。ここまで仕上がっていれば即勝負になる」と、勝ち星を積み上げる構えだ。
出遅れグセがあるがこの外枠なら気にする事はなく、手の内に入れている石橋脩騎手に乗り替わるのもプラス。全2勝を挙げる中山ダ1200mの舞台なら、勝ち負けも十分にあり得る。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。