専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
甘く見ていると痛い目に遭うぞ!
2018/1/13(土)
どうも!美浦の古川です。
年が明けて新馬は2歳戦から3歳戦に変わり、2回中山最終日(3/18)まで行われる。3歳となるこの時期にデビューとなる新馬の中にはまだ春のクラシック出走を諦めていないものもいるが、まずは目先の1勝を目標に仕上げられて出走してくる馬の方が多いであろう。
日曜「穴ズバッ」で取り上げる中山3R・3歳新馬の⑨ショウナンカルロ(牡3、美浦・古賀史厩舎)はセレクションセールで669万円で落札された馬だけに、紙上の印は△がパラパラ程度の人気薄。入厩後の稽古でも目立った時計は出ておらず注目度も高くはないが、甘く見ていると痛い目に遭うぞ!
500キロを超える好馬体から繰り出されるパワフルなフットワークはダート1800mが合っていそうで、厩舎は「乗り込みは十分で、併せ馬でも既走馬相手に互角以上の動き。追われてから渋太いし、直線の伸びも良い」と期待を寄せている。稽古での動きの良さを競馬で発揮できればデビュー戦から勝負になっていい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。