日曜穴ズバ

どうも!美浦の古川です。

今週で新馬が終わる3歳戦。すでに新馬戦には芝の番組がなくなり、「厳選馬」で取り上げる中山5R・3歳未勝利にも芝を使いたい初出走馬が出走馬の半数8頭もいる。しかし、ここには芝のレースで掲示板に載った馬が多くおり、デビューを迎える馬にはちょっと厳しそうである。

さて、「厳選馬」として挙げる⑩アビーム(牝3、美浦・加藤征厩舎)は今回が初めての芝のレースだが、陣営は「スピードがあるし、均整の取れた馬体から、以前から芝を使ってみたかった」と適性を求めての出走。札幌でのデビュー前に騎乗したC.ルメール騎手が「これは芝馬」と言っていたが、ジョッキーの予定に合う番組がなかったためダートで下ろした。結果は逃げ粘ってハナ差の2着で、素質の高さを披露した。2戦目も鞍上の東上予定に合わせたためダート戦となったが、気性面の若さが出て直線に向く前に失速してしまった。

その後は心身ともの成長を促すために休養に入り、今回は半年ぶりの実戦。しかし、稽古内容は久々を感じさせず、土曜のフラワーCで2着だったトーセンブレスと併せても互角以上の動きを見せている。陣営は「しっかりと休ませたことで動きが良くなり、マズマズの仕上がり。芝でどんな走りを見せてくれるか楽しみ」と期待を寄せている。「久々」「初芝」が懸念され人気はなさそうだが、牝馬同士ならイキナリから勝負になっても不思議ではない。