専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
厩舎の期待馬が東京に替わって一変!
2018/4/20(金)
どうも!美浦の古川です。
今週より東京開催となり、小回りの中山コースで実力を発揮できなかった馬が、広い東京コースで激走することがよくある。土曜の「厳選馬」も舞台が替わって一変必至と言える馬なので、是非とも注目してほしい。
東京3R・3歳未勝利に出走する⑭スリーミニオン(牡3、美浦・柄崎厩舎)は以前にも当コラムで取り上げたことがある厩舎の期待馬。しかし、なかなか結果が伴わず、5戦目の中京戦でようやく3着と馬券になったが、勝ち馬には9馬身も離されていた。勝ち負けにはほど遠い結果が続いていることで、今回も人気になりそうにないが、ここが狙い目である。
近走はブリンカー効果が窺え、流れに乗れるようになってきており、厩舎は「前走は疲れが出たようで本調子ではなかったけど、一度使ってグンと良くなった。中間の稽古もビシッと追えているし、デキは今までで最高と言える」とトーンは高い。砂を被ると嫌気を差すので広い東京コースはいいし、外目の枠を引いたのも好材料。メンバー的にもチャンスと言え、スムーズに流れに乗れれば馬券圏内も十分だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。