専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
全兄はダート4勝馬!今の未勝利なら即通用
2018/5/4(金)
どうも!美浦の古川です。
クラシック第1弾の桜花賞、皐月賞が終わり、今週は3歳マイル王決定戦のNHKマイルCである。今の3歳未勝利戦は頭打ちしている馬ばかり。そんな低レベルのメンツなら、初出走となる素質馬でも即通用しても不思議ではない。
土曜の厳選馬で取り上げるのは、東京3R・未勝利でデビューする④ミスタープリサイス(牡3、美浦・高橋文厩舎)。全兄テイエムドンマイが平地ダートで4勝を挙げていることから、同馬にも初戦から期待が寄せられている。昨秋に入厩したものの骨折により、今年4月に再仕上げ。目立った時計は出ていないもののフットワークの素軽さが際立ち、格上馬と同入するほど動きは抜群。陣営も「ジックリと乗り込んで好仕上がり。なかなかの素質を持っているし、今の未勝利なら即勝負になっても不思議ではない」と期待を寄せている。
先述した全兄は初ダートの未勝利戦で10馬身差の圧勝しており、ダートで下ろす同馬にもイキナリから大駆けの可能性大。砂を被らずに前々の競馬ができれば十分にチャンスはあるはずだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。