専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
立て直された素質馬が一変する!
2018/5/18(金)
どうも!美浦の古川です。
オークス(G1)にマウレアを送り出す手塚貴久厩舎が土曜で期待しているのが、新潟11R・大日岳特別に出走する⑯サフィロス(牡6、美浦・手塚厩舎)だ。
2歳時にはオープン勝ちに加え、京王杯2歳S(G2)で2着と早い段階で素質のあるところを見せたが、その後は調子を崩して長期休養。3歳夏に復帰してからはずっと低迷が続き、1000万に2階級降級しても馬券圏内に入れずにいる状況。
前走後はリフレッシュ放牧に出して立て直しを図ったが、その効果で動きがグンと良化。ウッドコースでの最終追い切りでは単走ながら、ゴール前で仕掛けると急加速して抜群の伸びを披露した。手塚師は「レース間隔をあけた事で馬に落ち着きがあって良い雰囲気だし、ここを目標に良い感じで仕上がった。このクラスでは力上位だし、この状態なら一変があって不思議ではない」と変わり身を期待している。
前走はゴール前で他馬に寄られる不利があったが、このクラスでは初めて掲示板に載った。今回は大外枠とあって不利を受ける可能性は低く、前走をキッカケにして持ち前の地力を発揮できれば、今度こそ勝ち負けになるだろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。