専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
安田記念当日のオススメはこの馬!
2018/6/2(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜の厳選馬として取り上げた東京5R・2歳新馬のジョディー(牝2、美浦・戸田厩舎)はマイペースで逃げると、直線では後続を突き放し2馬身差の楽勝。パドックや返し馬を見ていても「これは大丈夫」と思える状態で、情報通りにデビュー戦を飾った。これからもイキナリ馬券になりそうな新馬の情報を掴んだらお伝えするのでお楽しみに!
さて、安田記念当日の厳選馬は、東京4R・3歳未勝利の⑨カヴァル(牡3、美浦・勢司厩舎)を取り上げる。昨秋の新馬戦で2着した素質馬だが、その後は良いところがなく伸び悩んでいた。ダートに替えた前走は1番人気に推されたものの、上位争いに加わることができず5着。この結果に陣営は「新味を求めてダートを試したが、まだ非力さがある」と言い、今回は芝に戻してきた。
この中間は放牧明けだが乗り込み十分で、併せ馬で意欲的な稽古を敢行。ウッドコースでの最終追い切りでは格上馬を追走して0秒4先着しており、陣営は「馬体に芯が入った感じだし、最近の中で一番と言える状態。なかなか良い結果が出ていないけれど、芝に戻して改めて期待したい」と気合い十分。近走の成績や久々という点から人気を落としているが、馬券的には絶好の狙い目だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。