専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【東京7R】500万下への降級は反則状態!
2018/6/15(金)
どうも!美浦の古川です。
「クラス編成直後は降級した4歳馬が強い」と申し上げていたが、先週取り上げたペイシャエヴァー(6/10東京7R)は強い競馬で勝利した降級馬。土曜の「厳選馬」でも確勝級と言える降級馬がいるので、是非ともご注目を。
東京7R・3歳上500万下には2頭の降級馬が出走するが、取り上げるのは⑫サノサマー(牡4、美浦・中舘厩舎)。距離を伸ばした近5走で2着4回3着1回と好成績。しかも前走以外は勝ち馬から0秒1差と接戦で、1000万でも勝つ力がある素質馬が500万に降級するのだから反則状態である。
この中間は久々を使った効果でグンと動きが良くなっており、陣営は「普段は稽古駆けしないけど、気配が良くて絶好調」とトーンが高い。さらに「前走は相手が強すぎただけ。出遅れグセも解消されつつあるし、降級のここなら負けられない気持ち」と勝って当然の様子で、このメンバー構成なら相手探しの一戦と言えよう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。