専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【東京12R】古馬相手でも勝負になる3歳馬
2018/6/16(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜は東京8R・3歳上500万下(牝)でスズカアーチスト(牝3、美浦・伊藤圭厩舎)が斤量49キロを活かして快勝。また東京10R・相模湖特別でもアンブロジオ(牡3、美浦・菊沢厩舎)が2番手から抜け出して勝利し、降級4歳馬が出走する混合戦で3歳馬が頑張りを見せている。
日曜の「厳選馬」で取り上げる東京12R・3歳上500万下(牝)でも、古馬相手でも勝負になる3歳馬⑪ウラヌスチャーム(牝3、美浦・斎藤誠厩舎)をオススメする。新馬を勝った後はマウレアやブラストワンピースなど重賞で勝ち負けしている馬との対戦で結果を残せなかったが、ここ2戦はメンバー最速の上がりで連続2着と好走している。
この中間はリフレッシュ放牧に出され、馬体も一回り成長。帰厩後も併せ馬で意欲的な稽古を行っており、陣営は「落ち着きが出てきたし、ゆったりとしたフォームで動きも軽快」と休養前よりも成長した様子。早い段階でこの牝馬限定戦に決め、鞍上も戸崎圭太騎手を確保。降級の4歳馬が3頭いるが、立て直した素質馬が抜け出す公算大だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。