専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【福島5R】新馬戦に強いアノ厩舎が送り込む血統馬!
2018/7/14(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜の「厳選馬」として挙げた福島6R・2歳新馬のアンジェリーブルは中団からメンバー最速の上がりで伸び2着。「牡馬相手でも初戦から勝ち負け」と申し上げたが、6番人気という低評価にはビックリ。3着以下にも3馬身差をつけており、次走は普通に順番だろう。
さて、日曜の「厳選馬」でも初戦から勝ち負けになりそうな新馬を取り上げよう。すでに3頭が新馬戦で勝ち上がっている相沢郁厩舎が今週送り出す素質馬が、福島5R・2歳新馬の⑦カイザースクルーン(牡2、美浦・相沢厩舎)。
入厩してから付きっ切りの石川裕紀人騎手も「奥がありそう」と高評価で、1週前のウッドコースでは併走した古馬500万に0秒2先着。また最終追い切りでも時計は出ており、厩舎は「長く良い脚を使うタイプで、距離も持ちそう。血統からも期待できるし、良い競馬をしてくれると思う」と初戦からの構えだ。
母は相沢厩舎に所属していたアイスフォーリス(オークス3着)だけに、実戦に行って能力を発揮できれば勝つチャンス十分だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。