専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【福島2R】最終週の馬場で外差し決める!
2018/7/21(土)
どうも!美浦の古川です。
いよいよ夏の福島最終日。キッチリと決めて6週続く新潟開催へ良い形でつなぐとしよう。
さて、日曜の「厳選馬」は福島2R・2歳未勝利の⑪アトミックフォース(牡2、美浦・武藤厩舎)をオススメする。武藤雅騎手はデビュー前から稽古に跨がり素質を高く評価していたが、初戦はその期待に応える好走。中団追走から早めに動くと直線入り口では3番手まで上がり、最後まで渋太く伸びて0秒1差の2着となった。
武藤は「競馬センスがあるし、こっちの指示にも従順。この内容なら直ぐにチャンスが来るはず」とベタ褒めで、2戦目の今回も騎乗となる。武藤はこの夏の福島ではリーディング4位(7/21現在)。田辺裕信騎手と戸崎圭太騎手が首位争いをしているが、3位の津村明秀騎手とは勝ち星(5勝)が一緒で、20歳の若武者が元気いっぱいだ。最終日のこの鞍も当然、星勘定である。
また、陣営も「揉まれても怯まない馬。今回はもっと時計を詰められそうだし、メンバー的にもチャンスはある」と期待を寄せている。福島の芝コースも最終週とあって追い込みが利く馬場状態。この枠順なら外差しが決まりそうで、2戦目での勝利が濃厚だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。