専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【新潟9R】千直競馬の鬼に注目!
2018/7/27(金)
どうも!美浦の古川です。
今週から始まる新潟開催の名物と言えば「千直競馬」と呼ばれる芝直線1000m戦。日本唯一のこの短距離戦には興味深いジョッキーの戦略があり、コース取りやポジション取りの駆け引きが実に面白い。
「千直競馬」を得意とするジョッキーと言えば西田雄一郎騎手で、千直競馬初出走の馬や人気薄の穴馬も馬券圏内に持ってくることがある「千直の鬼」である。土曜新潟9R・閃光特別の千直競馬にも⑪ウーマッハ(牝4、美浦・古賀史厩舎)に騎乗し、新潟開幕初日から勝ち星を挙げそうである。
同馬は昨秋に千直競馬に出走して500万を勝ち上がっており、この条件を得意にしている。1000万に昇級してからはローカル開催の芝1200m戦に出走して12、18、16着いう結果だったが、前走は春の新潟の千直競馬に出走して4着と変わり身を見せた。陣営は「ゴール前は鋭く伸びていたし、やっぱりこの条件は合っている」と適性の高さを改めて感じ取った様子。
その後は夏の新潟まで待機して、万全の態勢で降級戦となるここに出走。さらに西田騎手を確保しており、陣営は「乗り難しい馬だがこのジョッキーなら大丈夫。500万なら力は上位だよ」と自信を覗かせている。これからの新潟6週間、千直競馬では西田騎手にご注目あれ!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。