専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
開催リーディング男が期待する馬!
2018/8/24(金)
どうも!美浦の古川です。
木曜更新の「四方山話」でもお伝えしたように、夏の新潟リーディングのトップに躍り出た石橋脩騎手。今週は土日ともM.デムーロ、福永、田辺、戸崎が札幌遠征とあって勝ち星を積み上げるチャンス。土曜の「厳選馬」で取り上げる新潟5R・2歳新馬のヴィッテルスバッハ(牡2、美浦・池上和厩舎)は当人もデビュー勝ちを目論んでいる。
同じ新馬戦に出走するサトノエルドール(牡2、美浦・国枝厩舎)の攻め馬にも騎乗した石橋脩だが「将来性はサトノ(エルドール)かも知れないけど、新馬戦ならコッチ」とヴィッテルスバッハに高評価を与えていた。ウッドコースでの最終追い切りでは、一杯に追われる古馬500万の僚馬を馬なりで追走して0秒4先着しており、石橋脩も「素直な性格で、乗り手に従順」と手応えを掴んでいる。
また厩舎も「毎週のように併せ馬で、シッカリと乗り込んで好仕上がり。能力もありそうだし、初戦から期待が持てる」と色気タップリ。姉2頭は未勝利も新馬で2着しており、初戦から力を出せる血統と言え、また近親にはG1レース3勝のアドマイヤムーンがいることからも将来的にも大化けする下地もある。走りそうな関西馬もいるが、稽古通りの走りができればデビュー勝ちも十分可能だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。