専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
新潟最終日は千直競馬を狙い撃つ!
2018/9/1(土)
おことわり:「古川幸弘の美浦厳選馬」は本人の都合により、しばらく休載させていただきます。
どうも!美浦の古川です。
土曜の「厳選馬」で取り上げた新潟4R・3歳未勝利のイルーシヴゴールドは、思い描いたように大外から伸びてきたが、更に外から勝ち馬が脚を伸ばしアタマ差先着されてしまった。それでも負けて強しの内容で、次週から始まる“スーパー未勝利”でラストチャンスに賭ける。
さて、新潟最終日となる日曜は、千直競馬(直線1000m戦)を狙い撃つ。新潟12R・雷光特別に出走する⑧ハッピーランラン(牝4、美浦・手塚厩舎)(牝4、美浦・手塚厩舎)はここ2戦、千直で4、3着。特に前走は不利とされるフルゲートの最内枠からとなったが、後半上がって行き勝ち馬に、クビ、ハナ差の接戦だった。
騎乗した石川裕紀人騎手は「差す競馬で見どころ十分だった。直線競馬があっている」と言えば、管理する手塚貴久調教師も「この条件の適性は高い。極端な内枠を引かなければチャンスはある」とかなりの期待を寄せている。
枠順は幸い、真ん中の8番を引き申し分ない。この夏3戦目になるが、酷暑にもバテずに元気一杯で、坂路での最終追い切りでも鋭く反応してグンと伸びてきている。馬場の急回復は望めないが、状態の良いところを走ってくれば十分に勝ち負けになるだろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。