専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ライバルの活躍に奮起!
2019/1/18(金)
どうも!美浦の古川です。
先週は土曜のメイン(ドーヴァー、3番人気1着)で、田辺がJRA通算800勝を達成したな。
デビュー当初はローカルを中心に騎乗していたが、今や関東リーディング上位の常連。一番脂が乗っている日本人ジョッキーの一人といってもいいだろう。
ルメールやデムーロが関東にも頻繁に遠征してくる時代だけに楽じゃないが、JRA生え抜きとしてワンランク上を目指して頑張って貰いたい。
さて、土曜の推奨だが、少し穴っぽい馬を狙ってみようと思う。田辺が騎乗する、中山11R・初富士Sに出走の⑦アウトライアーズ(牡5、美浦・小島茂厩舎)だ。
準OPで5、7着ともうひとつの近走だが、中山千八は重賞2着など実績あるコース。陣営も「休み明けを一度使ってデキは良化。前走は緩い馬場に持ち味を殺されたので、良馬場なら勝負になっていいです」と色気あり。
3歳時、スプリングSで接戦を演じたウインブライトが年頭の中山金杯を制覇。ライバルの活躍に奮起して、一発大駆けを期待してみたい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。