専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
鞍上も期待する条件で勝機
2019/2/23(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜の中山7Rはブロンデル鞍上のサリネロが上位4頭全てハナ差の大激戦を制した。短期免許期間の最終週にして、待望のJRA初勝利。
ヨーロッパとは勝手が違う日本競馬へ順応するのにかなり手間取っていたが、0勝と1勝では大違い。ラストデーの日曜も4鞍騎乗予定。これまでは光る騎乗がなく、騎手欄に名前をみると「アン牌」扱いしていたが、吹っ切れてどんな騎乗になるのか少し注目してみようかと思う。
それと、土曜推奨のライルは②着。初戦より遥かにスムーズな競馬だったが、勝ち馬とは瞬発力の差が出てしまったな。③②着ときたので、次こそは3度目の正直を期待したいな。
日曜は朝イチの中山1Rから⑫グリグリ(牝3、美浦・奥村武厩舎)を推奨したい。休み明けの前走は最後息がもたず④着止まりだったが、初ダートであの内容なら悪くない。鞍上ルメールも前走直後「次は中山千八だね」と手応えを掴んだ様子だったし、今度は叩いて息遣いも良化。ズバリ、逃げ切り濃厚だろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。