専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ここではスピードが違う!
2019/3/2(土)
どうも!美浦の古川です。
週半で触れた高木厩舎所属の新人騎手・菅原明良は3鞍乗って勝ち星こそなかったが、自厩舎の中山9R・タイキダイヤモンド(牡5、美浦・高木登厩舎)で惜しい2着。
4角で少し膨れてしまったが、デビュー初日にしてはマズマズ落ち着いた騎乗ぶりだったんじゃないかな。何より若手はレースの数を乗って、実戦に慣れることが第一歩。謙虚な姿勢を忘れず、常に積極的な騎乗を意識して頑張って欲しい。
さて、日曜の推奨馬だが、中山10R出走の⑤ハイランドピーク(牡5、美浦・土田厩舎)から狙いたい。
デビュー時から馬体は立派でも芯の弱さがつきまとっていたが、大事に使って徐々に解消。昨夏は重賞エルムSを制するまでに成長した。今回はそれ以来6ヶ月ぶりの復帰戦となるが、乗り込み入念で上々の仕上がり。
鉄砲実績もある馬で、オープン特別だったらスピードの違いを見せ付けてくれるだろう。この先が楽しみになるような勝ちっぷりを期待したい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。