専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ゆくゆくは重賞戦線を見据える素質馬登場!
2019/3/8(金)
どうも!美浦の古川です。
先週は土曜の朝イチで落馬事故があって、北村ヒロシが大きなケガ。命には別状がないという話でホッとしたが、復帰までには相当時間がかかりそうだという。
改めてジョッキーが命がけで危険な商売であることを実感したワケだが、事故の引き金となったのはルメールによる斜行。名手らしからぬ不注意騎乗で、飛ぶ鳥を落とす勢いだった昨年のような冴えが感じられない。
今回の件で2週間の騎乗停止。新人騎手たちもデビューを果たしたし、ルメール不在のあいだジョッキー界の勢力図にどのような変化が起きるか興味深く見守りたい。
さて、土曜の推奨馬だが、中山10Rに出走する④ロサグラウカ(牝4、美浦・尾関厩舎)を真っ先にオススメ。
前走は昇級戦だったが、好位から良い伸びをみせてクビ差2着。今週重賞を使うウラヌスチャームに敗れはしたが、地力強化を感じさせる好内容だった。
これまでのキャリアはたった6戦で、マダマダ伸びる余地を残す厩舎の期待馬。陣営も「今週ウチの厩舎で使う中では一番の感触。まず好勝負でしょう」と自信マンマン。石橋脩とは2戦2勝と相性抜群。ここを勝って堂々のOP入り、陣営はその先の牝馬重賞戦線まで見据えている。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。