専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【新潟大賞典】平成最後の重賞はコイツだ!
2019/4/28(日)
どうも!美浦の古川です。
今日の天皇賞・春はフィエールマン(牡4、美浦・手塚厩舎)が、グローリーヴェイズ(牡4、美浦・尾関厩舎)との一騎打ちを制して、菊花賞に次ぐ2つ目のビッグタイトルを獲得した。
春の最大目標で最高の結果を出した格好だが、オレの目ではこの馬のピークはまだまだ先。完全本格化は来年くらいじゃないかと思っているくらい。
まだ今後の具体的なスケジュールは未定だが、少なくとも2400m以上のカテゴリーでは、令和の幕開けとともに『フィエールマン時代』の到来となるんじゃないか。
さて、変則3日間開催のラストは京都と新潟。新潟メインのG3新潟大賞典に出走する⑥ロシュフォール(牡4、美浦・木村厩舎)に期待しているんだが、馬券的にもっと注目しているのが京都の最終R。
フィエールマンを管理する手塚師が「鼻血さえ吹かなきゃ勝ち負け!」と大きな期待を寄せる⑨ムスコローソ(牡4、美浦・手塚厩舎)だ。
前走は内枠から直線も手応え十分だったが、前が開かずに追い出しが遅れるロスが痛かった。「具合はかなり良いし、この枠から砂をなるべく被らず運べれば大丈夫」とキッパリ。
今年の初勝利に時間がかかった手塚厩舎だが、日曜はフィエールマンとゴルトマイスターで2勝。新潟8Rの②エイプリルミスト(牝5、美浦・手塚厩舎)も星勘定に入れているが、平成最後のレースをムスコローソで締め括る。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。