専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
土曜の勝負は東京から「勝ち負けしてくれないと困る」
2019/5/31(金)
どうも!美浦の古川です。
今年の安田記念は近年でも稀にみるハイレベル。主役のアーモンドアイ(牝4、美浦・国枝厩舎)を筆頭にG1馬が7頭という豪華版。ひょっとしたら歴史に残る名勝負が見られるかと思うと、年甲斐もなくワクワクするな笑。
日曜に思う存分馬券で勝負する為にも、土曜は大事。先週ほどの暑さにはならない見込みだが、直前の気配も注意深く確かめながら狙いを定めて好収支でまとめたいところ。
阪神メインのG3鳴尾記念は、関東馬がブラックバゴ(牡7、美浦・斎藤誠厩舎)の1頭のみ。「このメンバーなら…」とも思うが、本来は多頭数の淀みない展開で末脚を生かしたいタイプ。開幕週で、ペースも落ち着きそうな今回は食指が動かない。イキのいい関西馬同士の争いだろう。
やっぱり、狙いは東京。前回もコラムで推奨して、的中をお届けした東京10Rの⑧ベストアクター(セ5、美浦・鹿戸雄厩舎)でもう一丁を狙ってみたい。
元々このクラスで走っていたので、昇級は形だけ。去勢明け初戦だった前走の勝ちっぷりが鮮やかで、手綱をとるヨシトミも「ここも勝ち負けしてくれないと(困る)」と色気タップリ。
使った上積みは勿論、ハンデ戦で54キロなら更に末脚が弾ける可能性が大。軽ハンデで内枠に入った3歳馬①②を筆頭にメンバーもマズマズ揃った印象だが、予想紙の印はそれほど厚くない。ここは単勝と馬連を手広く流して獲りに行く!
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。