専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【宝塚記念】当日の落ち着きが最大のカギ!
2019/6/22(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜の東京は5Rで期待の2歳ブルトガング(牡2、美浦・手塚厩舎)が、2着に4馬身差をつけて快勝。馬場を少し心配したんだが、豪快な勝ちっぷりでこの馬も先々がホント楽しみになった。
日曜もハッキリしない天気で、馬場状態を逐一チェックしながらの戦いになりそうだが、上半期最後のG1もあるし、弱音を吐いてる場合じゃない。
その宝塚記念。関東からの参戦はレイデオロ(牡5、美浦・藤沢和厩舎)とショウナンバッハ(牡8、美浦・上原厩舎)のみ。レイデオロに関しては、ドバイ遠征の前走がイレ込んでハナを切っての失速だから参考外。仕上がりは大丈夫そうなので、当日の落ち着きが最大のカギになるな。
個人的には総合力と安定感、展開利も含めて①キセキ(牡5、栗東・角居厩舎)が一歩リードとみているんだが、かなりの大混戦で馬券は当日のパドックと返し馬をしっかりチェックしてから買いたい。
東京の狙いは芝よりもダート。9Rの勝春が乗る④ヒルノサルバドール(牡6、栗東・昆厩舎)は必ず買いたいんだが、相手関係も含めるともっと食指が動くのは10Rの⑪ラレータ(牡5、美浦・林厩舎)のほう。
「ローテをキッチリ守って使ってきたのが奏功し、体がパンとかたまって本格化ムード。昇級でも勝ち負けできますよ」と昔から懇意にしている厩舎スタッフから太鼓判。
元乗り役でジャッジが的確なので、何度もお世話になっている腕利き。混戦で人気もお手頃だろうし、馬券は頭から狙ってみたいと考えている。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。