専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【京成杯AH】本命は波に乗っているあのジョッキー!
2019/9/7(土)
どうも!美浦の古川です。
台風15号が接近してきているらしく少し心配なんだが、予報によると日曜夜から翌朝にかけての上陸となりそうな模様。レース開催に影響がないことを祈りたいな。
土曜はスカッとしたクリーンヒットに恵まれなかったので、気分新たに日曜で巻き返しといこう。
まずは、中山7R・3歳上1勝クラスの⑧タイドオーバー(牝4、美浦・勢司厩舎)で景気づけ。新潟戦の前走は内枠から先行してアワヤの2着だったが、本来は控えて差す競馬もできる自在型。ちょうどイイ真ん中の枠を引いた今回はもう少し抑える作戦をとりそうだ。
距離は違えど中山は初勝利を挙げたゲンのいいコース。クラス慣れして競馬運びに幅も出た今なら2勝目を挙げる絶好のチャンスだろう。人気を集めそうな⑯アゴベイ(牝3、美浦・尾関厩舎)の陣営がそこまで強気じゃないだけに、相手次第で結構イイ馬券になる可能性もあるからな。
メインの重賞・中山11R・京成杯AHは関西馬が主力だが、中京記念組なら勝った⑨グルーヴィット(牡3、栗東・松永幹厩舎)よりもハナ差及ばなかった④クリノガウディー(牡3、栗東・藤沢則厩舎)を評価したい。
ゴール前の勢いはクリノの方が明らかに上だったし、何より夏の新潟リーディングをとって、土曜は紫苑SでVと流れの良い戸崎に乗り替わるのが心強い。好枠から上手に末脚を引き出してくれるんじゃないか。
開幕週だが、極端に先行有利とか差し有利とかのないフェアな馬場。ハンデ戦だし、激しい面白い競馬になりそうで楽しみだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。