専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【土曜勝負レース予想】陣営が「来年は重賞を狙う!」と期待する馬!
2019/9/20(金)
どうも!美浦の古川です。
中山は日曜の天気が危ないけど、土曜は大丈夫そう。馬券になりそうな馬がけっこう日曜に回ってしまったので、土曜は前半のレースを中心に組み立てようかと思ってる。
まずは、中山3R・2歳新馬から。頼りにしている厩舎スタッフから「コレは今週一番自信があります。狙って下さい」とオススメが入った⑮ボントンルレ(牡2、美浦・林厩舎)だな。
母はフローラS勝ちのバウンシーチューンで、トニービンの濃いインブリード・クロスをもつ配合なんだが、攻めの動きが良くていかにもダートが向きそうなタイプ。
最近リズムの良い騎乗が目につくデムーロも牧場にいる頃から跨って好感触らしい。それほど人気も集中しない雰囲気だし、これはそれなりに馬券妙味もありそうだ。
後半ではハンデ戦の中山10R・セプテンバーS。新潟で連勝し、本格化ムード漂う⑥ナランフレグ(牡3、美浦・宗像厩舎)の勢いに乗っておきたいな。
半信半疑だった千直で滅多に見られない後方一気。じっくり脚をタメる競馬で見事に開眼したって感じだ。あの脚が使えるなら直線急坂のある中山でも何ら心配ないだろう。
父がゴールドアリュールなのでダートでこそと思っていたが、ここ2走でイメージが完全に裏切られた。「来年の夏はアイビスSDを狙う」なんて関係者の一部は盛り上がってもいるらしいゾ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。