専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【サウジアラビアRC】決め手はまさしく一流馬!エリートコースを駆け上がる!
2019/10/4(金)
どうも!美浦の古川です。
いよいよ、秋の東京、京都開催がスタートするな。競馬は毎週あるので焦りは禁物だが、やはり幸先が良いと経験的に好結果が連鎖しやすい。
天気も大丈夫そうだし、スタートダッシュを決めて勢いに乗りたいところだな。
東京メインの重賞・サウジアラビアRCは、少頭数で馬券的なうま味はあまり期待できないが、先々を占う意味でも重要な一戦となりそう。必見となる一戦だ。
素質馬揃いの中でも頭ひとつ抜けているとみているのが、ハーツクライ産駒のサリオス。
初戦で披露した抜群の決め手はまさしく一流馬のソレ。じっくり休ませて成長を促して、満を持しての2戦目。本格化はまだまだ先だろうが、厩舎サイドから後ろ向きなコメントは一切聞かれなかった。無傷の2連勝でエリートコース一直線だろう。
メイン以外のオススメとなると結構目移りするんだが、土曜は相沢厩舎の2頭が面白い。休養効果で立て直しに成功した東京6R・3歳上1勝クラスのキタノユウキと、ベスト舞台の自己条件で仕上がりも申し分ない、東京12R・3歳上2勝クラスのザディファレンスだ。
どちらも混戦模様で、それなりに馬券妙味が期待できそうな雰囲気。噛み合えば頭まで狙える馬なので、是非注目していて欲しい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。