専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【ファンタジーS】陣営が「自信をもっての西下」と胸を張る遠征馬!
2019/11/1(金)
どうも!美浦の古川です。
11月に入って今週から開催替わり。ここのところ毎週のように雨に祟られていたから、秋晴れの下で競馬を思いっきり堪能できそうなのが何よりだ。
土曜の東京は中心となるシッカリとした馬がいるレースが多いんだが、東京7R・3歳上1勝クラスのベリーニピンク(牝3、美浦・手塚厩舎)は人気薄でも狙う価値のある1頭。
転厩初戦で比較はつかないんだが、地方門別で2戦2勝。ノーザンFの生産馬で、ダイナカールにつながる名牝系の出身なんだ。
厩舎スタッフに聞いても「中央の1勝クラスだったら全然足りますよ!」とやたら威勢が良かった。楽なメンバーとまではいえない組み合わせだが、狙うなら馬券妙味十分の今回だと思うな。
そして、東西のメインは2歳重賞。東京の京王杯2歳Sは関西馬の争いとなりそうだが、京都のファンタジーSは関東も数頭遠征してて面白そうな一戦。
どこから入るか目移りするくらいだが、美浦の高柳瑞厩舎が「自信をもっての西下」と胸を張るケープコッド(牝2、美浦・高柳瑞厩舎)を買いたいな。1400mまでなら守備範囲だし、逃げても控えても競馬ができる自在型。
ゴドルフィンの2歳世代は例年以上にレベルが高いし、そこまで人気は被らずマークが集中するシーンもなさそう。これを連軸に手広く構えて狙ってみようと思ってる。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。