専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【みやこS】馬具工夫でレースぶり安定!2強に一泡吹かせる!
2019/11/2(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜は毎度のことながら、ルメールの手綱が冴えまくって計5勝をマーク。とにかく道中の運びに余裕があって、折り合いを欠いているシーンなんて滅多にない。
それでいて直線の進路取りから追い出しまでの一連の動作がスムーズ。陣営が下手な馬を頼まないのもあるが、これだけ安定して勝ち続けられるのは立派だよな。
栗東所属なのに関東でも勝ちまくるから、美浦組のオレとしては寂しいところもあるがこればっかりは仕方ない。もっと馬券で上手に付き合えるようにしたいもんだ。
さて、日曜の馬券作戦。ルメールに頼るのもアリなんだが、配当とのバランスも無視できない。その辺りも考慮して狙ってみたいのは、東京2R・2歳未勝利のスマートクレイン(牝2、美浦・尾関厩舎)だな。
デビュー戦はそれほど手応えがあった訳じゃなく6着止まりだったんだが、1回使った効果が相当大きいらしい。「ガラリ一変してます。距離延長もイイので狙って面白いですから」と頼りにしている助手からオススメされた。
揉まれにくい大外枠が引けたし、これは乗ってみる価値十分だろう。
メインのアルゼンチン共和国杯は大半が関西馬でこれといって食指の動く馬は見つからない。それなら京都メインのみやこSに出走するアナザートゥルース(セ5、美浦・高木登厩舎)だろうな。
暑い時期が苦手な馬で夏場は休養に充てて、ここが復帰戦になるんだが「いつもの休み明けよりも状態はイイです」とのこと。2走前から付けてる片側ブリンカーの効果でだいぶレースぶりも安定。
インティ、スマハマを筆頭に相手は骨っぽいんだが、奥手血統でこれからが充実期。2走前にもいい馬券を獲らせてもらったが、アノ再現を期待しても良さそうだぞ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。