専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
反動なく上積み確か、人気割れで強気に狙う!
2019/12/5(木)
どうも!美浦の古川です。
新規調教師試験の合格者が発表されたようだな。ザッと見たところ、関東が3人で関西はダービー2勝騎手の四位を含めた5人の合計8名か。
年齢やバックボーンは皆それぞれ違うだろうが、新たなフィールドで個性を発揮して日本の競馬界を盛り上げていって欲しいよな。
それと、美浦の施設関連のネタになるが、ダートコースにも新しい砂が投入されて改修工事が順調。年内には完成予定で、年明けからはダートコースも使えるようになる見込みだ。
使えるコースが多いと、馬のタイプによる使い分けもそうだし、雨など馬場悪化の際に臨機応変なチョイスができるメリットがある。ウッドチップほど大きな影響はないが、一部の厩舎では歓迎する声が聞こえてきてたからな。
それと有馬記念(G1)。ハッキリしたことはオレの口から言えないんだが、アーモンドアイに出走の可能性があるようだし、例年にないほどの超豪華版のグランプリになるかもしれないな。
先日のジャパンカップ(G1)は少々物足りないメンバーだっただけに、スターホース揃い踏み、真の日本一決定戦となってくれれば最高。少し気は早いんだが、楽しみで仕方がない。
最後に今週のオススメを1頭紹介しておこう。土曜の中山2R・2歳未勝利を予定しているグーガルドリームズ(伊藤伸厩舎)だ。
デビュー戦では前半流れに乗り損ねたんだが、早めの押し上げから長くイイ脚を使って2着。攻め時点で迫力のある動きを披露していたが、実戦でも好内容を披露した。
使った反動もほとんどなく上積みは確か。前走好走馬がこぞってエントリーしそうなだけに、人気割れもしそうな組み合わせ。ここは強気に狙っておきたい一戦だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。