専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【中日新聞杯】前走から激変!デビュー以来最高のデキ!
2019/12/6(金)
どうも!美浦の古川です。
土曜の中山は天気が少し怪しいんだが、馬場がヒドくならない程度でおさまって欲しいところ。
というのも馬券で狙いたい馬が結構いるから。前半だと中山6Rの新馬戦、⑩サンキーウエスト(萱野厩舎)だな。
母は中央のダート短距離で4勝した活躍馬。この馬も非凡なスピードを受け継いだようで、調教で抜群の動きを披露している。
母の手綱も握った鞍上岩部の手応えもかなり。混戦のメンバーだが、初戦タイプのこの馬から馬券は入ってみたい。
後半だと食指が動くのは中山よりも中京。メインの中日新聞杯に面白い馬がいるんだ。新婚の丸山元気が騎乗するカヴァル(勢司厩舎)だ。
体が硬くなりやすいタイプで前走時は状態が一息。それでもスムーズさを欠きながら1秒と負けなかったように、条件さえ揃えば重賞でも十分足りるだけの能力をもっている。
休養を挟んだ今回はソフト調整ばかりだった以前とは打って変わってウッドチップで意欲的な調整。「体に柔らかみが出て数段良くなっている。デビュー以来最高のデキかもしれない」と陣営は盛り上がっている。
関西馬や外国人騎手の馬にばかり人気が集まるが、激変したこの馬の一発に賭けようと思っている。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。