専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
【中山金杯】ここへ来ての充実ぶりはホンモノ!
2020/1/4(土)
どうも!美浦の古川です。明けましておめでとう!令和2年もどうぞ宜しく。
毎年のことだけど、トレセンは1/2から本追い切りが行われるから正月気分はほんの一瞬。金杯をズバッと当てて、気分良く乾杯といきたいよな。
今年の中山金杯も激戦となりそうだが、林厩舎のクレッシェンドラヴ(牡6、美浦・林厩舎)に関しては陣営がかなり自信をもっていた。
年を重ねて味の出るステイゴールド産駒らしく、ここへ来ての充実ぶりはホンモノ。「かなり良くなってますし、力試しに有馬記念も本気で使いたかったくらいです」と関係者。
ここまで右回りを狙って実績を積み、この舞台は2戦2勝。後半外を回ってのロングスパート戦法がすっかり板について、鞍上との息もピッタリ。
それなりにペースが流れそうなこの組み合わせなら、57キロのハンデでも不発は考えにくい。ザダルが大外を引いたので、トリオンフ、ウインイクシードの4枠2騎を主力に⑨⑤⑯⑰あたりまで広げて買おうと思ってる。
メインの資金稼ぎにオススメするなら、中山8Rのロンドンテソーロ(牡4、美浦・栗田徹厩舎)だな。7か月ぶりの前走は息がもたなかったが、今回は気配が「ガラリ一変してる」という話。
適度に息を入れて先行できれば、現3勝クラスのオリオンパッチを子供扱いした3走前の再現があっていいだろう。馬券妙味も見込める今回は絶好の狙い目だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。