専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
公開抽選の有馬記念
2014/12/25(木)
どうも!美浦の古川です。
いよいよ今週末は有馬記念。今回はJRAのレースとして初めて、公開抽選で指名された順に枠番を選択できる方式を採用。田中将大投手や松山康久元調教師がボールを引く抽選者を務めたが、テレビでも放映され、競馬界のクリスマスイベントとしては盛り上がったのではないだろうか?
最初に引き当てられた馬はジェンティルドンナ。管理する石坂師が2枠4番を選択すると、内枠の偶数番から埋まっていった。中山2500mは外回りコースの3コーナー地点からスタートし、直後にカーブがある事から"内枠有利"とされるが、それが今回の抽選会で関係者もジョッキーも同じ考えである事がハッキリした。
また偶数枠から埋まるのはゲート入りの順番から。奇数番が先で偶数番が後となり、あまり待たされない偶数の方がいいとの事であろう。
逃げるであろうヴィルシーナが1枠を引いたり、ゴールドシップ、エピファネイア、ジャスタウェイといった有力馬が外へ回った今年の有馬記念。色んな意味で面白くなりそうだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。