専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
3日間開催は北村宏攻め!
2015/1/9(金)
どうも!美浦の古川です。
昨年末の有馬記念から新春競馬を経て、今週は3日間開催。「息つく間もない」というのは正にこの事である。
新春競馬ではまずまずの好スタートを切った「穴ズバッ」だが、この3日間は全て“北村宏”の騎乗馬で3連勝を目論んでいる。「穴ズバッ」読者は是非ともご期待いただきたい。
さて、土曜は中山5R(3歳未勝利)の⑫メイアルーアをオススメする。デビュー戦は9頭立ての5番人気という低評価ながら2着と好走。厩舎サイドも「スローペースで外々を回って追い込んできたんだから、なかなかの素質を持っている」と満足げで、2戦目のこの条件にも「血統的にも距離が延びて良いタイプだし、この鞍上ならさらに期待できる」と色気タップリだ。
その好感触は当然、北村宏にも伝わっており「このメンバーなら」と星勘定に加えている様子。まだ子供っぽいところはあるが、再度素質の高さを披露すれば勝ち負け必至と言える。
相手は手広く流したいところだが、⑪ロイヤルサルーンは押さえておいてほしい。2戦目の前走は16頭立てのしんがり人気だが、陣営は「本来はもっと走れる馬。稽古は動くので、それが実戦に結びつけば」と改めて期待している。変わるとしたら、ゆったりと流れるこの長距離戦かも知れず、軽視は禁物だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。