専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
新馬戦と言えばこの厩舎!
2015/6/20(土)
どうも!美浦の古川です。
新馬の仕上げに定評があるのは池上昌弘厩舎。決してハードな調教をかけるのではなく、ジックリと乗り込んで仕上げるのが、この厩舎のスタイルだ。昨年の2歳新馬戦でも2頭のデビュー勝ちを含め8頭がイキナリ馬券に絡んでおり、今年の2歳で初陣を迎えた先週のジュアンマリエ(7番人気)も②着に好走。この結果からも、池上弘厩舎に要注意であることが窺いしれよう。
今週デビューする日曜東京6Rの⑮トウショウシェルも、厩舎期待の素質馬の一頭。入厩して約1ヶ月、坂路を中心に乗り込まれ、新馬の一番時計をマークした今週は古馬1000万の併走馬に0秒3先着。厩舎は「動きが良いし、体もスッキリ。初戦からやれる状態。血統的にも先々まで楽しみ」と、普段は控えめの池上弘師のトーンも高い。
近親には重賞でも活躍したトウショウペカサス・トウショウサミット・エイティトウショウ・マザートウショウなどがおり、秘めたる能力は高そう。幸い紙上の印からは配当妙味はありそうで、ここはデビューから積極的に狙いたい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。