専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
ココも人気薄で穴を空ける!
2015/8/7(金)
どうも!美浦の古川です。
先週、JRA通算300勝を挙げた大野拓弥騎手。昔から実力を買っており、もっと勝っていても不思議ではないジョッキーだと思っている。そして、人気薄馬に騎乗して大穴をあけるジョッキーであり、土曜「穴ズバッ」でオススメするの新潟12R・3歳上500万下の②ヴェルジョワーズも紙上の印がスッコ抜けの穴馬だ。
それでも同馬は、デビュー2戦目で勝ち上がっている素質馬で、初戦で②着した時の勝ち馬がフェアリーSで連勝したオメガハートロックというのだから、その実力の高さは計り知れるだろう。500万では連対はないが大きく崩れる事はなく、折り合いさえつけば32秒台の上がりを使える馬である。
この中間は放牧効果で馬体も急成長しており、陣営は「筋肉もついてきて古馬らしい体つきになってきたし、稽古の動きも久々と思えないぐらい軽快。このクラスなら勝ち負けになる力を持っているし、ココは好勝負になっていい」と期待十分。
鞍上も以前にレースで跨がった事があり、乗り替わりも決してマイナスではない。力をつけてきた現状なら、一発があっても驚けない。
▲JRA通算300勝を達成した大野拓弥騎手
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。