専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
北海道帰りにご用心!
2015/8/21(金)
どうも!美浦の古川です。
毎年、この時期から秋競馬に掛けて“北海道帰り”の馬が活躍することがよくある。レベルの高いところから低いメンバーとの戦いになれば、それも当然であろう。また北海道からトレセンへ帰厩してくる馬の中には、洋芝が合わなかったものもおり、馬場の軽い新潟に替わって一変してくる馬も多い。
土曜の「穴ズバッ」で取り上げる新潟3R(3歳未勝利)の⑪ケイビイノキセキも変わってきそうな穴馬だ。
今年4月にデビューしたが、4戦して一度も掲示板に載っていない。それでも陣営の評価は入厩時から高く「競馬に行くとテンションが高く、若さを見せて力を出せない。それでも稽古は動く馬だし、決め手はイイものを持っている」と期待を寄せる。
函館ではダートも試したが良いところがなく、今回の新潟では芝に戻して巻き返しを図る。雄大な馬体や鋭い末脚からも未勝利で終わる馬とは思えず、稽古の良さが発揮できれば一変も十分だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。