どうも！美浦の古川です。

今週から秋競馬のスタート。この時期の楽しみの一つとして3歳未勝利戦、いわゆる「スーパー未勝利」がある。「キャリア5戦以内」「前走で⑤着以内」という条件をクリアした馬のみに出走権が与えられるが、ここで勝たなければ、格上の条戦戦(500万)で戦うか、地方への転厩、もしくは引退という道を選ばなければなくなる。関係者にとっては、泣いても笑ってもラストチャンスになる。

そうなれば、どの陣営も「何とかしたい」と勝利のみを狙って出走してくるのは間違いなく、上級条件並に面白い一戦になる事が多い。「穴ズバッ」読者の皆さんも是非とも注目して欲しい。

さて、土曜の「穴ズバッ」では、そのスーパー未勝利戦の中山6R(3歳未勝利)を取り上げる。先ほど申し上げたように出走馬15頭、どの馬も勝負に賭けてくるが、ここは③シャイニングカフェを狙ってみたい。

初戦は体にまだ緩さがあり、直線もよれて若さを見せていたが、経験馬相手に⑤着は上々。鞍上も「ゲートも普通に出れたし、道中はジッと脚がタメられた」と言い、初めての競馬とは思えないような、センスの高さを感じさせた。

この中間はひと叩きした事で馬体も引き締まり、大型馬だけに大きな上積みも見込める。さらに今回は若手騎手からベテラン柴田善臣騎手への乗り替わりで鞍上強化しており、前々で流れに乗れればラストチャンスをものに出来るだろう。