専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
逆転リーディングを狙う戸崎の星勘定鞍!
2015/10/30(金)
どうも!美浦の古川です。
短期免許取得により先週から騎乗しているC.デムーロ、そして今週からシュタルケが関西圏を中心に騎乗と、G1シリーズに合わせて外国人ジョッキーが来日中。これからも続々と外国人ジョッキーがやって来る予定で、既にJRA騎手として活躍のM.デムーロとルメールも居ることを考えると、騎乗馬の争奪戦は相当激しくなるだろう。
現在、関東トップの勝ち星(10/29現在102勝)の戸崎圭太騎手は、全国リーディングの福永祐一騎手(119勝)を追う形で、逆転リーディングを獲る構え。後ろからM.デムーロ(96勝)が追ってきており、残り2ヶ月は勝ち星を量産態勢だ。天皇賞週で19鞍騎乗する戸崎は土曜東京9R・国立特別の⑭ビヨンジオールで勝ちを狙っている。
重賞で2番人気に推された実力馬で、厩舎の期待は大きい。しかし、古馬対戦になると馬券圏内に入れず、前走は前残りの競馬とあって差しが決まらず⑪着惨敗。それでも、上がりはメンバー最速で、②着馬とは0秒4差と大きく崩れたわけではなく、持ち前の末脚を発揮できる展開なら勝ち負けも十分。
陣営は「テンションが高くなりやすい馬で、競馬ではいつも後ろから。それでも最後良い脚を使うし、広くて長い東京の直線なら勝ち負けになってもいい」と改めて期待している。
戸崎が初騎乗にも関わらず星勘定に挙げているのは、陣営から良い話を聞いているからに他ならず、上手く流れに乗れるようなら差し切る場面まであり得る。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。