専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
愛弟子に特別戦の勝利を!
2015/12/4(金)
どうも!美浦の古川です。
手塚貴久厩舎に所属する5年目の嶋田純次騎手。デビューからの3年間は20勝前後の勝ち星を挙げたが、昨年は落馬骨折などがあって1勝止まり。今年も8勝と振るわず、手塚師にしても「何とか2桁は勝って欲しい」という親心を持って、色々とバックアップしている。
土曜中山10R・舞浜特別に出走させる管理馬⑥キープレイヤーにも、前走に続いて嶋田へ騎乗依頼。前走の新潟戦ではハナを切れなかったものの、好位からジワジワと伸びて掲示板を確保しており、牡馬相手の昇級初戦としては上々と言える。手綱を取った嶋田も「この内容なら1000万クラスでも面白い」と手応えを掴んだ様子で、クラス2戦目で牝馬限定の今回は期待大。
前走後は放牧に出し、帰厩後はココを目標に調整。手塚師は「稽古の動きはスムーズで、仕上がりは凄くいい。500万を2勝した実績からもこれからが楽しみ」と自信を覗かせている。
ココ2戦で馬体重は16キロ減っていることが心配だが、フックラとした姿ならば好勝負に持ち込めそう。印は回っていないが、手塚師は「嶋田に特別勝ちをプレゼント」という思いがあるようで、ココは単複の応援馬券を購入するつもりだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。