専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
馬場状態を考えて狙い撃つ!
2015/12/11(金)
どうも!美浦の古川です。
木曜から金曜にかけて降った雨はかなりの量で、土曜はどこの競馬場も渋った馬場で行われそうだ。今週の穴ズバッは中京から取り上げるが、馬場状態のことを考えると芝ダートとも逃げ・先行馬を狙い撃つのが得策である。
土曜中京8R・3歳上500万の⑰メローハーモニーは脚質に自在性があるが、前走は好位から抜け出しを狙った。最後は差し馬の強襲に合い⑤着となったが、 勝ち馬から0秒3差と大きく負けたわけではなく、牡馬相手だったことを考えれば上々と言える。
デビュー当時から素質を高く評価していた手塚貴久調教師は「この秋は着順ほど負けていないし、今回は更に調子が良くなっている。牝馬同士なら決して引けを取らないし、500万ぐらいは勝ち上がれる力はある」と期待を寄せる。中京はデビュー2戦目の時に舞台経験があり、その結果が勝ち馬にタイム差なしの④着なら、コース替わりはマイナスにはならない。枠順は大外に回ったが、内を見ながら良いポジションを取れそうで、前々で運ぶことができればアレヨアレヨの場面まであっていい。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。