専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
密かに厩舎の初勝ちを狙う!
2016/1/15(金)
どうも!美浦の古川です。
穴をあける(人気薄で馬券に絡む)厩舎としていつも注目しているのが土田稔厩舎。毎週のトレセン取材では忙しい最中でも時間を取って話してくれる土田師とは厩舎開業当時から長い付き合いである。今週の取材で「一変した走りを見せてくれるはず」と厩舎の2016年初勝ちを狙っている馬を挙げてくれたので、土曜の「穴ズバッ」として取り上げる。
中山1R・3歳未勝利の①サンダーバトルは、デビューから⑦⑨着と掲示板を外しているものの、勝ち馬から大きくは離されておらず、厩舎でも「前走は力んで走っていた分、終いの伸びを欠いてしまった」と力負けではないことを強調する。
3戦目となる今回はダート戦へと矛先を変えてきたが、この中間はダートコースで稽古を積んでおり、最終追いでは併走馬に先着と砂適性を感じさせている。厩舎も「短いところのダートなら大駆けもありそう」と期待を寄せている。
最内枠を引いたことで砂を被る心配はあるが、ポンとゲートを出て前々で運べればチャンス十分だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。