専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
この馬での厩舎初勝利!
2016/1/22(金)
どうも!美浦の古川です。
早いもので今週で1月の1回中山も終了。まだ初勝利を挙げていない厩舎は「今週中に何としても片目をあけたい」と思っているに違いない。尾形充弘厩舎もその一つで、土曜中山2R・3歳未勝利の③コパノミリアンで初勝利を狙っている。
前走は2番人気に推されたが、道中早めに仕掛けたり、途中で抑えたりとチグハグな競馬。結果は⑦着となったが、2走前の中山で半馬身差の②着していることからも、ここの地力上位は明らかである。
この中間は間隔があいたものの乗り込みは十分で、陣営は「前走で競馬をしていない分、状態は良い」とデキ落ちどころかグンと上がってきている様子。
前走の敗戦を活かして今回は道中脚をタメる戦法に出る予定で「タメを利かせて直線勝負なら未勝利は勝ち上がれるはず」と、厩舎では勝ち上がりを期待している。スムーズな競馬ができれば、この馬での厩舎初勝利が見えてくるだろう。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。