専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
東京開幕週は勝負態勢!
2016/1/29(金)
どうも!美浦の古川です。
昨年は関東リーディング2位だった手塚貴久厩舎。今年はまだ1勝だが、今週からの東京開催でいよいよエンジンが掛かってきそうだ。昨年の1回東京でも3勝6連対と好成績だが、これは多く抱える素質馬たちが、広くて長い東京の直線で能力を発揮してくるからと思われ、今回の東京開幕週には7頭が出走。その中で狙いたいのが、土曜東京5R・3歳未勝利の②アイスコールドだ。
当欄でも取り上げた昨秋のデビュー戦では出遅れが響いて④着となったが、勝ち馬とは0秒3差と差はなく、最後まで渋太く伸びて能力の高さを感じさせる一戦だった。
その後は放牧に出され、2戦目となる今回は3ヶ月半ぶりで、手塚師は「立て直すのに時間は掛かったが、初戦の時よりイイ状態。帰厩してからも乗り込んできたので、休み明けだけど勝負になる」と期待十分。
鞍上も弟子の嶋田純次騎手から蛯名正義騎手に強化されており、五分のスタートさえ切れればイキナリ勝ち負けとなりそうだ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。