専門紙・勝馬の看板TMとして一時代を築き「美浦の地獄耳」という異名が付く程の聞き屋が
築き上げた人脈を駆使し、五感とツボを刺激する自信の一頭をズバッとお届けする。
この牝馬は男勝りの好馬体!
2016/1/30(土)
どうも!美浦の古川です。
土曜の「穴ズバッ」で取り上げた東京5R・3歳未勝利②アイスコールド(4番人気)は、半馬身差の②着。管理する手塚貴久調教師の「休み明けだけど勝負になる」という言葉通りだったが、課題のスタートがひと息。それでも初めて跨がった蛯名正義騎手は「経験を積んでいけば、もっと良くなって行きそう」と素質を感じ取ってた様子で、ゲートを上手く出られるようになれば、次走は順番だろう。
さて、日曜の「穴ズバッ」はその蛯名の騎乗でデビューする。東京3R・3歳新馬の⑧ジョニーエンジェルは牝馬ながら500キロを超える男勝りの好馬体で、如何にもパワータイプ。骨折もあって再仕上げとなったが順調に乗り込まれ、3週前に稽古で跨がった蛯名も好感触を持ったようだ。
先週中山の牝馬限定戦は除外となったが、スライドとなった今週も引き続き好気配で、今週のウッドコースの追い切りでは一杯に追われる3歳500万の併走馬を馬なりで0秒2先着している。
先週のメンバーは低レベルだっただけに、出走していたら楽勝だったかも知れないが、陣営は「器用ではないのでワンターンで広い東京コースの方がレースがしやすいはず」とプラス思考。今回は牡馬相手となるが能力的にも決して引けを取っておらず、デビュー戦から積極的に狙ってみたい一頭だ。
プロフィール
古川 幸弘 - Yukihiro Furukawa
昭和41年、競馬専門紙「勝馬」に入社。35年もの間、看板トラックマンとして名を馳せた。かねてから、ラジオ日本競馬実況中継で「オッズが落ちるパドック解説」を幾度となく演出。相馬眼は独創性に溢れており、現役トラックマンの追随を許さない。専門紙を引退した後もブレーンを広げており、美浦トレセンでは地獄耳とさえ謳われる。家族同然の付き合いをしている現役関係者は数知れず、内外ともに認める美浦競馬サークルの顔である。