夏場のダート重賞とは思えないほど、豪華メンバーが揃った東海ステークス(G3、中京ダ1400m)

ダート転向後4戦4勝と底を見せていないビダーヤ、直近8戦続けて馬券内と安定感抜群のコンクイスタに対するはエートラックス、サンライズホーク、ヤマニンウルスなど重賞勝ち馬がズラリ。見ごたえ十分のメンバーとなりました。

ここまで有力馬が揃うと、嫌でも人気の盲点となる“美味い穴馬”が出現するもの。重賞で勝ち負けできるポテンシャルを秘めながら評価を落としている激走候補の走りにご注目ください!

本命じゃない。でも、美味い。

東海ステークス・推奨穴馬


11ロードエクレール

📝 推奨理由

直接対決時の戦績は1勝1敗。ライツフォルを取り上げる以上、過去に好勝負を演じたロードエクレールにも注目せざるを得ないだろう。

東海Sと同舞台の24年エニフSでは果敢にハナを切り0秒1差2着。次走で武蔵野Sを快勝した勝ち馬エンペラーワケア相手にゴール寸前まで粘り、3着サンライズフレイムに先着。4着ライツフォルには0秒5差を付けた。

この時の走りが当時ライツフォルに騎乗した坂井瑠騎手の脳裏に焼き付いていたのだろう。2頭が人気を分け合った24年オータムリーフSでは勝負所で早めに逃げるロードエクレールに並びかけると、直線半ばで競り落とし見事リベンジに成功した。

それでも勝ち馬にマンマークされる厳しい形になりながら、3着に踏み止まったのは地力の証明。好走するにはハナが絶対条件のため成績こそ安定しないものの、逃げた時の渋太さは重賞でも通用レベルにある。

また25(金)公開の攻略レポートで詳しく紹介したとおり、東海Sの前身である中京ダ1400m開催時のプロキオンSでは「逃げ馬」が活躍している。課題は同型馬との兼ね合いだけ。それを承知のうえで、この馬の粘り強さに賭けてみるのも面白いのではないか。

📌 総評

2コーナー奥にあるポケット地点からスタートとなる中京ダ1400mは、ダートに入るまで最初の約200mは芝部分を走るのが特徴。

また、最初のコーナーまで距離もあるため、芝スタートということもあって流れが速くなりやすい傾向があります。

さらに、3コーナー手前から4コーナーにかけては下り坂が続くコース形態にも関わらず、ハイペースでも前に行った馬は簡単には止まりません。逃げ先行馬の前残りに警戒して下さい。