3日間開催ラストの重賞は、菊花賞トライアルのセントライト記念(G2、中山芝2200m)。しっかりと締めくくりたいところですよね!

3年連続で1~3番人気の3頭で決まっていて、今年はフルゲートを大きく割り込む12頭立て。一見堅そうなレースですが、そこは腕利き調査員におまかせ。美味しい穴馬を見つけてきたようですよ。

皐月賞馬ミュージアムマイルがここから始動も、目標はまだ先のレース。また、3着までに菊花賞の優先出走権が与えられるトライアル競走とあって、大一番出走を巡る争いも激化。ピリッとスパイスの効いた2頭をお届けします!

本命じゃない。でも、美味い。

セントライト記念・推奨穴馬


12 フィーリウス

📝 推奨理由

近年のセントライト記念で荒れたといえば、9人気だったアサマノイタズラが勝った2021年が思い浮かぶが、ここで紹介する美味しい穴馬は、同じ手塚貴久厩舎のフィーリウス。奇しくもヤマニンブークリエと同じキタサンブラック産駒だ。

現状はまだ2勝クラスにいる馬で、実績面での見劣りは否めない。しかし、今回の舞台となる中山競馬場では、芝・ダートを問わず4戦して[1-1-2-0]で複勝率100%。トリッキーなコースへの適性は既に証明済みだ。

芝2200mでは3着2回だが、陣営のレース後のコメントからは荒れた馬場を気にしたというもの。今週末は土曜日に雨予報が出ているものの、日曜、月曜は晴れで気温もかなり上がる予報。秋の開幕2週目でもあり、この馬の真の力を発揮できるコンディションとなる。

2走前の開成山特別は2600mの距離をあっさりと克服。前走の阿寒湖特別は3コーナーからマクリ気味に進出し、直線入口では先頭。そこから勝ち馬には離されたものの、3着を死守。豊富なスタミナを改めて証明してみせた。

メンバーを見渡すと、ミュージアムマイルの実績は一目置かねばならないが、その他とは大きな差は感じない。豊富なスタミナ、高い長距離適性で菊花賞戦線に躍り出る可能性は十分だ。

📌 総評

冒頭でも触れたように、フルゲートを大きく割り込む12頭立てとなってしまいましたが、皐月賞馬ミュージアムマイルを筆頭にメンバーレベルは中々のもの。

モレイラ騎手の来日もオッズに左右しそうで、これも「美味しい穴馬」を引き立てそうな予感です。