騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【函館2歳S】2歳馬なのに風格あり!福島でパワーチャージした名伯楽の狙い馬
2026/7/18(土)
| 当週 函館芝(良) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 65.7 | 49.7 | 36.9 | 11.4 | 馬なり | ||
早いもので、夏の福島も最終週。来週から新潟・中京・札幌の3場に替わって本格的な夏競馬が始まるね。ますます暑くなりそうなので、皆様も体調には気を付けて夏競馬を楽しんでほしいな。
前回少し触れたけれど、先週末は地元のオーナーさんたちと福島競馬場に行ってきたんだ。土曜の夜は食事のあとに昔から通っている"ジャンゴ"というスナックに行ってね。楽しい宴だったなぁ。
今は娘さんが切り盛りしているんだけれど、昔はご両親が営んでいて、僕が18歳の時からの付き合いなんだ。当時は先輩の小島太さんとか増沢末夫さんたちに連れられてよく行ったものだよ。
店では地元で採れた山菜を天ぷらにしてくれたり、家庭料理を出してくれて、もはや家族ぐるみのお付き合い。その縁もあって今も福島に行った時には必ず寄ってるんだ。僕の福島の実家みたいなもの。皆様も機会があれば立ち寄ってみてほしいな。
今週は函館2歳S。ナンバーワンはロンドンガーズだ。
今週は函館の芝コースで追い切ったんだけれど、素晴らしい動きだったね。前に馬を置いて我慢が利いていたし、外に出してからの弾け方が凄かった。キャリア1戦の2歳馬なのに風格があるよね。
フェリチタは1週前にビシッと追って、今週は併せた相手に合わせる調整。体は大きくないけれど、弾力性があって初戦からの上積みもありそうだ。
シグレは前走から中2週なので軽めの調整。それでも馬は走りたくて仕方がない感じ。なので疲れは全く残ってなさそうだし、圧勝した前走をそのまま評価していいんじゃないかな。
最後にショウナンカノア。今回は3戦目で中1週の競馬なので速い時計は必要なし。今週は重心を低くしてスムーズに加速していたし、良い意味で状態をキープしていると思う。
ガビーズシスター
日曜の狙いは福島メインのガビーズシスター。僕が昔管理していた馬だ。立派になったよね。前走は海外ということもあってあと一押しが足りなかったけれど、国内だったら57kgでもやってくれるんじゃないかな。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。




