シンリョクカ      
当週 美浦ウッド(良)
85.0 66.6 51.6 37.1 11.5 馬なり

皆様、新年あけましておめでとうございます。本年も何卒、このコーナーを宜しくお願い致します!

さて、引退して迎える初めての年末年始だったけど、違和感しかなかったね。その分たくさん競馬を楽しめたし、ゆっくりできたけれど(笑)

競馬の元旦は金杯から。昔から金杯で乾杯なんてよく言われていたけど、やはり現場の人間からすると最初の重賞は獲りたいものなんだ。

金杯の思い出話を少ししていいかな?僕にとって金杯といえば、1981年に騎乗して勝ったドロッポロ―ド。覚えているファン、いるかな?いないか、44年前だからね…(笑)

当時は金杯を勝つと天皇賞が視野に入ったもので、僕もこの時点で天皇賞は絶対に勝てる自信があったんだ。金杯の後は当時2000mだった東京新聞杯も楽勝して尚更期待は高まったんだけど、その後骨折して引退してしまったのは本当に悔しかったんだ。

この馬は素直で、頭が良くて、僕が乗った中でも一番乗りやすい馬だったよ。騎手の意志が馬に伝わっているというか、まるでディープインパクトみたいな馬だった。懐かしい。

昔話が長くなったね。今週の中山金杯、僕のナンバーワンはシンリョクカ。

今週の動きは素晴らしかったよ。3頭併せの外2頭が500キロを超す大型馬だったんだけれど、内から併せていっても怯まず、アッサリ突き抜けてきた。凄く伸び伸びと走っていたのが印象的で、これは最高の仕上がりだと思うよ。


次点でクリスマスパレード。暮れの時点で仕上がっていたけど、年明けも3本時計を出してきた。31日の本追い切りは首を上手く使ってリズミカルな動き。秋華賞以来だけど、順調に調整されてきたようだ。3戦3勝の中山ならチャンスあり。

エアファンディタも良かったよ。8歳馬だけれど、むしろ前走より良くなっている感じがする。覇気が戻って前走はフロックではないっていう雰囲気だったね。

最後にディオスバリエンテ。暮れの併せ馬は一杯に追われた格下に遅れたけど、こちらは余裕綽々。上手くハミを取って力強い動きだった。これも前走はフロックではない勢いを感じたね。


中山7R
イラーナ      

休み明けだった前走は13着だったんだけれど、これはハナを切れなかったのが大きいね。

逃げ馬というのはハナを切れないと脆いもので、大敗したとしてもそれは仕方ない。調教も強化したようだし、単騎逃げに持ち込めれば違うと思うよ。