ボンドガール      
当週 美浦坂路(良)
55.3 40.4 26.3 12.6 馬なり

今週は東京新聞杯だね。いつも通り昔話からさせてもらってもいいかな。

僕、ジョッキー時代に東京新聞杯を勝ったことがあるんだよ。1984年、シンボリヨーク。豪脚で有名なマティリアルのお兄ちゃんにあたるんだけど、この馬で東京新聞杯を勝たせてもらったんだ。

実はその時、父親を亡くした直後でね。当週の水曜が葬儀だったから調教は休んだんだけれど、木曜日にスタンドに顔を出したら、たまたま管理していた保田隆芳先生がいてね。

「東京新聞杯、空いてるか?」って先生が言うから依頼を引き受けたんだけれど、テン乗りで勝っちゃったんだ(笑)

その時からだよ、冠婚葬祭ジョッキーって言われるようになったのは。実はその後も息子が産まれた時とかに色々あったんだけれど、この話を始めると終わらなくなるんだ。続きはまたの機会にしよう。

本題に移ろう。今週のナンバーワンはボンドガールだ。1週前追い切りはちょっと掛かり気味だったけれど、今週は落ち着いていて気持ち良く走っていたね。


次点はジュンブロッサム。跳びの大きい馬だけれど、道中もリズミカルにノビノビ走っていたし、久々を感じさせない動きだったよ。

あとはブレイディヴェーグ。これは先週、今週ともに凄くイイ動きだった。仕掛けてからの反応も良かったし、変わりなく順調に来ていると思う。

最後にウォーターリヒト。先週ビシッとやっているので今週は終い重点。それにしても終いの脚は鋭かったなぁ。成績通り、馬が充実している感じだね。


京都9R 斑鳩S
スズカダブル      

狙いは京都9Rのスズカダブル。明確な同型が不在であることに加え、土曜の競馬が中止になったことから実質開催3日目ということで、まだ内目が使えるはず。京都のマイルはベスト条件。単騎ならこのメンバーでもいいところがありそうだ。