シュトルーヴェ      
当週 美浦ウッド(良)
66.6 51.9 37.3 11.8 馬なり

先週は話題が豊富な一週間だったね。日本人選手3人が所属するドジャースのワールドシリーズ優勝はもちろんのこと、何より沸いたのがフォーエバーヤングのBCクラシック制覇だったなぁ。

偉業だよね。日本人、そして日本馬が世界で一番になるというのは本当に嬉しいことだよ。関係者の皆さんには心からおめでとうと言いたい。

ちなみに管理している矢作芳人調教師は父が元大井の調教師だった矢作和人氏。坂井瑠星騎手は父が大井競馬の元騎手で、現在調教師の坂井英光氏として知られていると思う。

僕も父が大井の調教師をやっていたから、坂井瑠星騎手の父の英光師とは何度か食事をしたことがあるし、矢作芳人調教師もまだ幼いころに見かけたことがあったんだ。

そんな繋がりもあって、坂井瑠星騎手がデビューしたての時にはうちの馬にも乗ってもらったことがあったなぁ。

師匠の後押しもあって着実に成長しているけれど、当時から"この子はいずれ日本一になるな"と思っていたジョッキーだった。

実際に瑠星くんに「武豊くんの次は君だよ」と言ったこともある(笑)。武豊くんもそうだけれど、二人とも父がジョッキーであり調教師でもあったから、環境的に競馬場の感覚を肌で感じているのは大きいよね。

え?「あなたもお父さんがジョッキーであり調教師だっただろう」って?そこはノーコメントで(笑)

それでは話を本題に戻して、アルゼンチン共和国杯のナンバーワンはシュトルーヴェだ。

昨年は宝塚記念→ジャパンカップ→有馬記念と王道を歩んだ馬だよね。成績は冴えないけれど、立て直した効果で今週の追い切りでは集中していたし、かなり復調気配があった。

身のこなしも柔らかくて、イイ雰囲気。ハンデは59kgだけれど、昨年の目黒記念を58.5kgで勝っているし、当時と同じコース。条件もイイと思うよ。


スティンガーグラスは夏の札幌以来の実戦になるけれど、シャープな動きでイイ仕上がり。今週は3頭併せの真ん中でタイトな追い切りだった中、終いは実に力強かった。

ボルドグフーシュはこの秋ひと叩きしたことで、馬体に締まりも出て上積みは感じるね。レース同様にズブさはあったけれど、前走よりも明らかに覇気があったし、東京の長丁場で楽しみな1頭だと思うな。

最後にプラダリア。なかなか体調が戻ってこなかったからどうなるかと思っていたら、良く見えなかった前走と比べるとだいぶ動きは素軽くなってきたなぁ。夏場は良くないから、暑くて調整が難しかった前走からの上積みは大きいと思うよ。


京都11R みやこS
サイモンザナドゥ      

京都は日曜、雨みたいだね。一日中降りそうだし、ダートは高速馬場になりそうだ。サイモンザナドゥは3走前にこの条件の高速馬場で差してきていた。相手は強くなるけれど、展開に恵まれそうだしチャンスはあるんじゃないかな。