騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【フェアリーS】このレースは任せろ!管理馬で大穴を開けた中野栄治元調教師の狙い馬
2026/1/10(土)
| 当週 栗東CW(良) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 54.7 | 38.8 | 12.0 | 強め | |||
今週はフェアリーS。フェアリーSといったら僕みたいなところ、あるよね(笑)
もう11年前か。単勝11番人気のノットフォーマルでフェアリーSを勝たせてもらったんだけれど、つい昨日のことのようだよ。
オーナーは芳賀克也さん。東京スカイツリーの近くでクリニックをやっていらっしゃる方で、浅草では芸者を呼んだりしてよくお世話になったものだよ。
行くところ行くところで、地域の方に"先生、先生"と呼ばれる方なんだ。地元の皆さんに親しまれている方なんだなと何度も思ったなぁ。
まさに"赤ひげ"みたいな人だよ。え、"赤ひげ"ってなんだって?また昔の話になってしまうけれど、山本周五郎氏の小説"赤ひげ診療譚"を原作とした、"赤ひげ"という映画があったんだ。
メガホンをとったのは黒澤明監督。今でも日本医師会などが地域医療に貢献した医師を顕彰する"赤ひげ大賞"なんていうものもある。
ちなみにノットフォーマルは"形に拘らない"という意味なんだけれど、芳賀オーナーは本当に飾らない人ね。かしこまった洋服を嫌う人。そういうところも親しまれている所以なんだろうな。僕も色々と見習わなきゃ(笑)
それでは話を本題に移そう。フェアリーSのナンバーワンはブラックチャリスだ。
前走のファンタジーSは落鉄していたようだ。もったいない競馬だったね。それでも函館から比べて体が増えて良い雰囲気だったよ。
その前走から精神的にも成長しているようで、今週のCWではゆったりと走れていたのが良かった。輸送さえクリアすればいい競馬になると思うよ。
ヴァリスマリネリスは新馬戦を勝ち上がったばかりだけれど、今週の追い切りではリラックスしていて動きもキビキビとしていたね。センスがあるし、中山のマイルも問題ないだろう。
トワニはしなやかな動きを見せる馬。小さい馬だけれど大きく見せるよね。前走の京王杯2歳Sも出遅れなければという内容だったし、今回もスタートがカギになるかな。
最後にノーザンタイタン。フットワークが凄く良かった。レースぶりに派手さはなかったけれど、デビュー時より素軽さを増していた。お兄さんは先週の京都金杯を勝ったブエナオンダ。素質はヒケをとらないと思うよ。
デュガ
日曜の狙い馬は京都のメインから。前走のタンザナイトSで逃げ切ったデュガが、再度逃げ切るチャンスじゃないかな。休ませた効果か前走は体重も増えていた。7歳にして再度上昇気流に乗っている感じがある。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。




