騎手時代に約20万人が来場した90年ダービーをアイネスフウジンで逃げ切った中野栄治元調教師が、
独自の視点で重賞の好調教馬を導き出します!
【共同通信杯】"伝説"と共に制して36年!中野栄治元調教師がくだす決断!
2026/2/14(土)
| 一週前 栗東CW(良) | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 98.6 | 81.8 | 66.6 | 51.8 | 36.7 | 11.1 | 馬なり |
先週末はまさか、だったね…。雪で開催が火曜まで延びるとは思わなかったよ。
雪に悩まされた関係者が多かったと思うんだ。特に京都は順延に次ぐ順延だから尚更だよね。この時期はどうしても避けて通れない心配ごと。改めて関係者の方々にはお疲れ様でしたと言いたいな。
さて、切り替えて今週は東京で共同通信杯。昨年の勝ち馬マスカレードボールの活躍はご存じの通りで、出世レースとしてお馴染みだ。
ここから皐月賞、ダービーに向かうわけだから注目度も高いレース。僕もアイネスフウジンでこのレースを勝って、ダービーも勝った。36年も前の話なんだけどね(笑)
話は脱線してしまうけれど、ダービーといえば今週の水曜日に美浦トレセンのターフプラザでトークイベントがあって、ダービージョッキーとして加藤和宏調教師、根本康広調教師、そして僕の3人で対談してきたんだ。
加藤和宏調教師はシリウスシンボリで、根本康広調教師はメリーナイスでダービージョッキーに輝いている。ウマ娘で名前を知っているファンの方も多いかもしれないね。
ファンの方とのやり取りは面白かったなぁ。面白かったんだけれど、僕はあまりしゃべれなくてね…。加藤和宏調教師と根本康広調教師はジョッキー時代同期で、凄く仲がいいんだよ。ほとんど2人でしゃべってたんじゃないかな。暮れのM-1グランプリに出したいくらいだった(笑)
話を本題に戻して、今週のナンバーワンはロブチェンだ。
注目は1週前の追い切り。併せ馬で絶好の動きを見せていたね。低い姿勢で全身を使った走りは好感が持てるし、時計も出ていた。
土つかずのG1馬が出世レースの共同通信杯で始動するとあって注目を集めているけれど、それに応えられる状態だと思う。
リアライズシリウスはバランスの良い走りで、首の使い方が凄く良かった。朝日杯FSの時は馬体も含めてそれほど良く見せなかったけれど、体も締まってきて、少なくとも新潟2歳Sの時の雰囲気に戻っているようだ。
ラヴェニューはホープフルSを熱発で回避したものの、観ている感じその影響はないだろう。今週は単走でも推進力があってイイ伸びをしていたし、キャリア1戦でも侮れない存在。
最後にディバインウインド。骨折明けだけれど、デビュー戦では先週のきさらぎ賞を勝ったゾロアストロを負かした馬。キング騎手が跨った1週前は反応も良くて鋭い動きだった。あとは実戦の勘だけだね。
ウェットシーズン
日曜の狙い目は東京10Rのウェットシーズン。3勝クラスの圧勝を考えるとここ2走の内容は物足りないんだけれど、相手が強かったり展開が合わなかったりという側面はあったと思うんだ。今回は再度ブリンカーを着けるし、もう一押しがあってもいいんじゃないかな。
プロフィール

【中野 栄治】Eiji Nakano
1953年大分県生まれ、東京都出身。父は大井の元調教師という家庭で育ち、1971年に騎手デビュー。数多くの活躍馬に騎乗し、約20万人が詰めかけた1990年日本ダービーをアイネスフウジンで逃げ切り伝説を作る。1995年には調教師に転身。短距離G1を2勝したトロットスターなどを育て、日本競馬にその名を残した名ホースマン。





